看護師としてのキャリアを積み重ねてきたベテラン看護師が離職を考えるひとつの理由に親の介護があります。
遠方に離れて暮らす自分の親、夫の親が年齢を重ね、自立した生活が難しくなってきたときに、誰が面倒を見るのかという問題はどの家庭も抱えている問題です。
特に看護師として医療の現場に関わってきた人への期待が大きいこともあるかもしれませんし、医療現場で多くの患者に関わってきただけに、自分の家族の介護や看護にしっかりと関わりたいという気持ちも強いかもしれません。
通勤が難しい、介護と仕事の両立は難しい、そう考える看護師も少なくありません。
実際に看護師という仕事に限らず、介護のために職を離れるという人もたくさんいます。
一方で、介護にはお金もかかります。
必要なケアを十分に受けるためには経済的な余裕も欠かせません。
そのためにはやはり自分が働いてできれば援助をしたい、続けたいという考えもあってどうしたらよいのかわからなくなってしまうこともあるのではないでしょうか?
看護師としての仕事は、一般的な病院での勤務だけでなく様々な場所でそのスキルを活かすことのできる職業です。
日勤だけでなく夜勤もあり、休日も不規則な病院での勤務では看護師の仕事と家族の介護を両立させることは確かに難しいかもしれませんが、働く場所や働き方を変えることで看護師として働きながら家族の介護をすることも可能になるかもしれません。
長年勤め上げた職場への愛着もあるでしょうし、新たな職場にうつる不安もあるかもしれませんが、仕事と介護の両立を目指すのであれば転職もまたひとつの方法です。
近年はインターネットでの就職活動も活発になっていますし、看護師専門の求人サイトを利用すれば忙しい勤務の合間であってもよい求人情報を簡単に探すことができます。
遠方の求人であっても、現地にでかけなくても自宅で好きな時間に探すことができるので便利です。
いくつかの求人サイトにまずは登録してみて、どんな仕事があるのかを知ることからはじめてみるのもよいかもしれません。